沿革

大町温泉観光株式会社は新しく開発された大町温泉郷に関連する諸事業を担当する目的をもって、昭和42年12月3日に設立されました。
温泉郷の基盤整備を中心とする湯の町づくりは「大町温泉開発」が、湯の町を発展させる付帯事業は「大町温泉観光」が、それぞれ役割分担を明確にしながら相互に強調し合って、大町温泉郷とその周辺地域の経済浮揚をはかろうとするものでありました。
その重点事業はスキー場の開設・経営で、創立当時の大町温泉郷における事業所は開発会社のほか、旅館2、ドライブイン1、酒店1のわずか5社、6社目として「大町温泉観光株式会社」が作られました。

1962年(昭和37年)、大町温泉郷の開発事業に着手した大町温泉開発株式会社は、引き続き温泉郷周辺にスキー場開発を計画した。調査は小熊山、源汲・上手(ワデ)村奥地、矢沢右・左岸んお4地点で行われていたが、最終的には矢沢右岸にしぼられた。白沢天狗岳(2036m)直下に拡がる矢沢扇状地は、落葉広葉樹とカラマツの厚い混合林に覆われていた。

スキー場が新設された当初「大町温泉郷スキー場」と命名されたが、2年目からは現在の「爺ガ岳スキー場」と改名されて現在に至っております。

昭和42年12月19日 天狗第一リフト(562m)完成
昭和42年12月21日 大町温泉郷スキー場(面積 9.8ヘクタール) 開業

開設当時のゲレンデは、できるだけ樹林をそのままに残した林間コースだった。

矢沢と鹿島川の合流点に広い平坦地があったが、源汲(げんゆ)、借馬(かるま)両共有地の境界が定まらないまま、利用することができなかった。

そして20年、30年、40年と歴史は続き50年を迎えた頃、世界的な暖冬に影響を受け雪不足に悩まされ「爺ガ岳スキー場」は存続の危機に立たされました。

しかし多くの株主の皆様、多くの地域の皆様のご理解を頂き「株式会社タジマモーターコーポレーション」、「株式会社フリーフロート」のグループ会社となり新生「大町温泉観光株式会社」として新たな歩みを始め、「爺ガ岳スキー場」の2020年12月19日にリニューアルオープンを果たすことが出来ました。

2021年「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」の採択を受け、大幅な投資をし最新型の人工降雪機を導入。
持続可能なスキー場づくりを目指しております。